その他
マンボウは動物の中でも最弱の生物・・・!?
2017.8.2

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 2012年ごろからネットで大ブレイクしたのが、「マンボウ死因一覧」なる雑学だ。体が大きいわりには、実はマンボウは動物界でも最弱だとの内容で、具体的には以下の文章が各サイトに出回った。

•まっすぐしか泳げないから岩に直撃して死亡
•水中に潜って凍死
•朝日が強過ぎて死亡
•日にあたってたら鳥に突かれて死亡
•寝てたら陸に打ち上げられて死亡
• 寄生虫殺すためにジャンプするが、水面に当たって死亡
•食べた魚の骨が喉に詰まって死亡
•食べたエビやカニの殻がほとんどが他の動物に食べられて死亡
•食材としてのマンボウの消費は、特に日本と台湾は最大の市場であり、マンボウは定置網で捕獲され死亡

•水中の泡が目に入ったストレスで死亡
•海水の塩分が肌に染みたショックで死亡
•前から来たウミガメとぶつかる事を予感したストレスで死亡
•近くに居た仲間が死亡したショックで死亡
•よく水面で横たわっていて、そこを漁師にみつかり捕獲されて死亡
•皮膚が弱すぎて触っただけで痕が付く、さらにその傷が原因で死亡
•小魚や甲殻類の骨が喉に詰まって死亡

•一度に産む卵の数は3億個だが、卵は親に保護されることもなく海中を浮遊しながら発生するため、ほとんどが他の動物に食べられて死亡
•食材としてのマンボウの消費は、特に日本と台湾は最大の市場であり、マンボウは定置網で捕獲され死亡
 
 まさに史上最弱と呼ぶにふさわしいヘタレっぷりだが、2014年ごろから、水族館の関係者が続々と否定を始めるようになった。
 

 名古屋港水族館の職員氏は、マイナビニュースのインタビューに対し、こう返答している。

 

『ネットなど広まっているマンボウの死因は、ほとんどがデマ。「寄生虫を取るためにジャンプをするが、着水に失敗して死ぬことがある」という話では、実際にジャンプすることはあるが、寄生虫を取るためなのかは確認されていないし、水族館で飼育されている個体がジャンプ後の着水で死んだ事例もない。その他に流布されている死因に関しても、確認された事例はない』
 

 完全否定である。ただし、マンボウが傷つきやすかったり、ストレスに弱い魚であることは間違いないらしい。
 

 この情報にくわえ、そもそもマンボウの生態がまだよくわかっていないこともあいまって、「マンボウ最弱説」が生まれたらしい。
 

 一時期は、テレビ番組でもタレントがネタに使うほど広まった噂だったが、ほぼ真実ではなかったようだ。

 

 

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ネットのデマ

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