映画館で奇妙な警告CMを見た経験はないだろうか。頭部がビデオカメラになっている男が上映中の映画を盗撮し、最後に『NO MORE映画泥棒』とナレーションが流れるアレだ。
映画館があのようなムービーを流すのは、当然、映画泥棒が存在するからで、なぜそんなことをするのかといえば、海賊DVDを作って売るためである。
販売形態は2パターンあり、ひとつはネット通販(正規のDVDを違法コピーしたモノも販売している)、もうひとつは露店だ。
露店で有名なのは大阪・西成の南海本線脇で毎朝開催されているドロボー市で、路上にDVDを堂々と並べている業者がちらほらいる。現在公開中のタイトルがまぎれているのは、つまり映画泥棒したからに他ならない。