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カバノアナタケはがんに効くのだろうか?
2017.6.30

 健康業界では、ここ数年「カバノアナタケ」が話題だ。シラカバに寄生するキノコの一種で、採取できるのはロシアや北海道の一部だけ。抗酸化物質やβグルカンといった健康成分を多くふくみ、昔からロシアやヨーロッパでは薬として使われてきた。
 

 なによりも凄いのは、免疫の活性効果だ。乾燥させたカバノアナタケをお茶として飲むと、様々なタイプのがんの増殖を抑制してくれるのだという。
 

 果たしてカバノアナタケの効果は、科学的にも確かなのだろうか?

 

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A.がんの専門家はみな効果を否定しています

 残念ながら、カバノアナタケの効果に対して科学界の意見は否定的だ。全米有数のガン専門病院である「メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター」の見解を引用しよう。

 

『カバノアナタケの安全性や効能を評価する臨床テストは行われていない。そのため、がん、心臓病、糖尿病などの治療や予防に役立つかはわからない。また、カバノアナタケの成分が、他の治療薬に対してどのような作用を起こすかもわからない』
 

 どうやら、いまのところカバノアナタケの効果を示した研究は存在しないようだ。

 
 ちなみに、カバノアナタケがんに効くという話が出てきたのは、いくつかの実験で腫瘍細胞の働きを抑制する作用がみられたからだ。ただし、いずれもマウス実験の話で、人間を対象にしたデータはゼロ。どう見ても、効能があるとは言えない状況だ。

 
 もっとも、カバノアナタケが悪いわけではない。フラボノイドやイノシトールといった評価の高い成分もふくまれているのは間違いなく、大げさな効果さえ期待しなければ問題はないだろう。ただし、あくまで難病の治療に使うべきではない。

 

 

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