その他
ファラリスの雄牛【ググッてはいけない禁断の言葉】
2017.6.22

 無題

 古代ギリシア時代、シチリア君主ファラリスの命令で、芸術家のペリロスが考案したのが「ファラリスの雄牛」なる処刑装置である。

 
 黄金色で錆びにくい真鍮で雄牛を型どった器具の腹部は空洞で、中に罪人を入れ、下から炎で炙り殺す仕組み。雄牛の頭部は複雑な筒と栓から成り、内部の人間が叫ぶと雄牛の怒声のような音と朦々たる噴煙を出すよう工夫されていたという。
 

 ファラリスは、音の効果を製作者であるペリロス自身で試せと命令する。まさか残酷な罠だとは思いもよらないペリロスは、言われたとおりに雄牛の中に入った途端、外から鍵が掛けられた。下から火が焚かれ、悶え苦しむペリロスの叫び声。それと連動するように聞こえてきた雄牛のうなり声。ペリロスは、自身が製作した処刑具の最初の犠牲者になってしまったのだ。
 

 この雄牛を気に入ったファラリスは、宴会の余興にも使い、罪人を雄牛の中で焼き、その鳴き声を民衆に聞かせたというが、後に地位を奪われた際、彼もまた同じ処刑具で殺されたと伝えられている。

 

 

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