その他
朝食を抜くと太りやすくなるって本当?
2017.5.5

 ネットの美容サイトなどでは、「朝食を抜くと太りやすい体になる」という意見が多い。空腹の時間が長いとインスリンという肥満ホルモンが大量に分泌され、体が栄養を貯めこみやすくなるという。

 
 実際「朝食を食べる人ほど健康で肥満が少ない」という論文は多く、例えば1988〜1994年までのアメリカ人の健康データを調べた研究では、朝食を抜く人ほど1日の摂取カロリーが多く、肥満レベルも高かったそうだ。他にも、同様の研究は多数存在しているという。

 
 果たして、この説は科学的に正しいのだろうか?

 

ba655071d5d697d756f30480a7dc54c5_s

 

A.大規模な実験では朝食を抜いても太らないとの結果

 確かに、朝食を食べる人ほど体脂肪が少ないという論文は数多い。しかし、いずれも大量の参加者からアンケートを取って得られたデータでしかないのが難点だ。アンケート元にした研究では、単に「朝食を抜くような人は不健康なライフスタイルを送っているからでは?」という可能性を否定できないのだ。
 

 現時点で最も信頼性が高いのは、2014年にアラバマ大が行った試験だ。283名を対象に厳密な実験が行われており、アンケート研究よりも信頼度は高い。
 

 実験では、参加者を3グループに分けて朝食抜きと朝食有りの効果を比べた。16週間後に全員の体重と体脂肪を測ったところ、なんと朝食抜きグループだけが1.18kgの減量に成功したという(朝食を食べたグループは0.12kgの減量)。 研究者によれば、朝食を抜いたグループは午後になっても食べ過ぎに走るケースが少なく、結果として総摂取カロリーが減ったとのこと。

 
 結論としては、朝食を抜いても特に太りやすくはならない。朝食を食べるかは、自分の好みで決めればよい。

 

TOPページへ戻る

 

 

有名健康法

関連記事
最新刊
  • 雑誌オンライン
  • フジサンマガジン
  • ガチスタプラス