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食べるほど痩せるマイナスカロリー食品って本当?
2017.4.28

 ダイエットや美容の本などで、たまに「マイナスカロリー食品」という単語を見かける。食べれば食べるほど摂取カロリーが減る食品が存在するというのだ。

 
 いかにもインチキ臭いが、理屈はある。マイナスカロリー食品は、食品そのもののカロリーよりも、それを消化吸収するのに使うエネルギーの方が大きいため、食べたほうが痩せていくというのだ。
 

 代表的なマイナスカロリー食品は、セロリやブロッコリー、海藻類、キュウリ、トウガラシなど。栄養のバランスを考えつつ、適度にマイナスカロリー食品を食べるのがダイエットのコツらしい。
 

 果たして、本当に効果はあるのだろうか?

 

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A.どんな食品でも食べ過ぎれば普通に太ります

 いまのところマイナスカロリー食品に関する科学的な実験は1件も行われていない。なぜなら、ほぼすべての研究者からまともに相手にされていないからだ。

 
 そんな状況下、マイナスカロリー食品について参考になるのが、1997年にペニントン・バイオメディカル・リサーチセンターから出たレビュー論文である。
 

 論文のテーマは、「様々な食品を消化吸収するために、どれだけのカロリーが使われるか?」というもの。これによると、食品の消化に使われるカロリーは、その食品が持つ総カロリーの3〜30%の範囲におさまってしまうようだ。
 

 当然ながら、マイナスカロリー食品が成り立つためには、食品の消化に使われるカロリーが100%以上にならねばならない。例えば、ブロッコリーのカロリーが10kcalだった場合、消化に使われるのが11kcalならマイナスカロリー食品だと言えるわけだ。

 
 ところが、食品の消化に使うカロリーは最大でも30%ぐらいである。どんな食品だろうが、食べ過ぎれば普通に太ると考えるしかない。

 

 

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有名健康法

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