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炭水化物こそが肥満の原因だって本当なの?
2017.4.7

 炭水化物抜きダイエットが大流行だ。炭水化物にふくまれる糖質がインスリンというホルモンを大量に分泌させ、体脂肪を増やしてしまうのだという。ならば、炭水化物さえ減らせば痩せていくのは当然のこと。めんどうなカロリー制限は不要で、自然にスリムな体型に生まれ変われるらしい。

 
 実際、ネットでは炭水化物抜きダイエットの効果を絶賛する声も多く、「減量のファイナルアンサー」といった感想まで出ているほどだ。
 

 果たして、炭水化物抜きダイエットは、科学の世界でも認められているのだろうか?

 

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A.あくまで肥満の原因はカロリーオーバーです

 炭水化物と肥満については、これまでに多くの検証が行われ、いずれの実験でも関係が否定されている。なかでも有名なのは、2014年にステレンボッシュ大学が行った研究だろう。

 
 これは、過去に行われた炭水化物と肥満に関するデータを精査し、より正確な結論を出した系統的レビューである。現時点では、最も科学的に信頼が高い論文だ。
 

 その結論を引用しよう。

 

「2年にわたって肥満に悩む成人を追跡したが、糖質制限ダイエットと高炭水化物食のあいだには、体重を減らす効果においても、心疾患の発症率についても、ほとんど何の差も見られなかった」

 
 つまり、いくら炭水化物を減らそうが、同じカロリーを食べている限り体重の減り方は変わらなかったわけだ。 この結論は、糖質の量をゼロに近づけても変わらない。ある実験では、糖質をゼロまで制限しても体重の変化には差が出なかったという。もはや「炭水化物=肥満」の公式は完全に崩れたといってよい。

 
 糖質制限の理論は、どうやら非常に怪しいようだ。

 

 

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