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デブの真の原因は砂糖だって本当か?
2017.3.24

 砂糖が肥満の原因だという説がある。精製された砂糖は、エネルギーを脂肪に変換するホルモン(インスリン)を大量に分泌させ、太りやすい体になってしまうというのだ。

 
 この説は糖質制限ダイエットの支持層に受け入れられており、「ヒトはなぜ太るのか?」や「糖質オフ健康法」などの書籍でも、砂糖の害が喧伝されている。本当に人間を太らせるのは脂肪ではなく、精製された砂糖なのだという。

 
 確かに砂糖たっぷりのお菓子や加工食品が体に良いとも思えないが、果たして科学的には認められた説なのだろうか?

 

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A.過去に何度も否定された古い説です

 「砂糖が太りやすいかどうか」については、過去に何度も実験が行われており、そのたびに否定されている。

 
 代表的なのはデューク大学が1997年に行った実験である。参加者の摂取カロリーをまったく同じにそろえ、砂糖の量だけを変えて体型の変化を調べたのだ。

 
 本当に砂糖が太りやすいのなら、カロリーが同じ状態でも砂糖を多く食べたほうが太っていくはず。具体的には、参加者の半分は総カロリーの43%を砂糖にし、残り半分は総カロリーの4%を砂糖にしたようだ。

 
 果たして6週間後、両グループの体重は同じだった。砂糖の量を変えても、体重の変化には差が出なかったのだ。

 
 2005年にはナバーラ大学が似たような実験を行ったが、やはり結果は同じ。大量に砂糖を食べても、摂取カロリーを同じにそろえたところ、太りやすさに影響は出なかった。

 
 結局、人間の肥満を左右するのは摂取カロリーだ。砂糖だろうが脂肪だろうが、同じカロリーを食べ過ぎれば同じように太っていく。

 
 砂糖だけが太りやすいわけではないのだ。

 

 

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