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ラ ー メ ンやおにぎりの保存料でがんになるって本当?
2017.2.6

 2014年、ある女性誌に「ラーメンやおにぎりでがんに?」という記事が掲載された。市販の加工食品に保存料として使われる「グリシン」が、高い毒性を持っているというのだ。

 
 グリシンの害については、2005年のベストセラー「食品の裏側」にも記載があり、実験では鶏やモルモットが中毒を起こして死亡したケースもあったとか。

 
 グリシンは、ほかにも白米の照りを出すためにも使われており、大抵のお弁当などにもふくまれている。これが本当なら大事だが、科学的な根拠はあるのだろうか?

 

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A.がんになるには1日数トンのおにぎりが必要

 グリシンが問題視されたのは1999年のこと。アメリカの医療機関が行った実験で、グリシンを飲んだマウスに悪性の腫瘍ができたからだ。
 が、この実験では、あくまで大量のグリシンを使ったもの。同じレベルのグリシンを摂ろうと思ったら、体重50kgの人の場合は1日に約150gを3カ月は連続で飲まねばならない。

 
 市販のおにぎりに使われるグリシンは、1個につき数ミリグラム以下だ。悪性の腫瘍を起こそうと思ったら、1日に数トンものおにぎりを食べねばならなくなってしまう。どんなフードファイターでも不可能な数字だろう。

 
 そもそも、グリシンはごく一般的なアミノ酸の一種だ。例えばコラーゲンや鶏肉の皮などにも含まれており、人体を作る大事な成分として働いている。その点で、特殊な化学物質というわけではない。
 

 実際、別の医療機関が行った実験では、適量のグリシンを与えられたマウスは悪性腫瘍の成長が止まったとの報告も出ている。普通に摂取している分には、逆に健康に良い可能性も高いのだ。成分表にグリシンの文字があっても問題はない。

 

 

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