2014年末、「米スミソニアン博物館が、巨人族が実在する証拠を2015年内に公表」とのニュースがネットをにぎわせた。なんでも、昔からスミソニアン博物館は巨人族の骨格標本を収蔵していたのだが、「人類進化の理論を守るため」との理由により、いままでその証拠を表に出さなかったというのだ。
現代科学の常識をくつがえす大ニュースだが、当然ながらこれはデタラメ。もとは「World News Daily Report」という海外のジョークサイトが伝えた嘘ニュースだったのだが、これを日本のサイトがあたかも事実のように翻訳して伝えたため、フェイスブックなどでは真に受ける人も出てしまった。
本稿は『釣られたら恥ずかしいネットのデマ150』に掲載されております。
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