その他
味の素は本当に体に悪いのだろうか?
2017.1.23

 「味の素は体に悪い」という説がある。味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムを大量に食べると、頭痛や胸の痛み、顔の圧迫感などの症状が現れるというのだ。

 
 この現象は、後にアメリカの学者によって「中華料理症候群」と名付けられて有名になった。一流科学誌「サイエンス」でも、グルタミン酸ナトリウムを飲んだマウスの胎児に脳障害が出たとの報告が掲載され、大きな話題を呼んだ。そのため、味の素は化学調味料なので使わないほうがよいといった主張は、いまでも非常に根強い。
 

 果たして、味の素は本当に体に悪いのだろうか?

 

index

A.味の素の危険性は大昔に完全に否定されています

 

 2012年に、金沢医科大学がおもしろい研究をしている。3,000人以上の男性を対象に、6年にわたって酒の摂取量と痛風の発症率を追いかけたのだ。

 
 その結果はズバリ、「どんな酒でも大量に飲めば痛風になる」というもの。ビールだろうが日本酒だろうが、1日に2.2合以上(ビールなら大びん2本以上)を飲むと、痛風にかかる確率ははね上がるのだ。

 
 なんでも、アルコールには尿酸の合成を促進する作用があり、どんな酒でも尿酸値は上がってしまうらしい。決してビールだけが悪いわけではなさそうだ。

 
 そもそも、プリン体はビールだけでなく魚介類や鶏肉にもふくまれている。その量はビールよりもはるかに多く、まずは食べ過ぎを控えたほうが確実に痛風対策になるだろう。 

 

 また、食べ物以外では、肥満や運動不足も痛風の発症率を大きく高める。肥満になると腎臓が尿酸を排出しなくなり、尿酸値が高くなっていくからだ。

 
 つまり、適度なビールなら問題はなし。痛風の疑いがある人は、まず暴飲暴食を止めるのが先決だ。

 

 

TOPページへ戻る

 

 

本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

他の記事をご覧になりたい方はアマゾンKindle版(スマホでOK)でも購読できますのでよろしくお願いします。

有名健康法

関連記事
最新刊
  • 雑誌オンライン
  • フジサンマガジン
  • ガチスタプラス