その他
Q.姿勢と腰痛が無関係なら、腰痛の原因は何? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.9.5

 無題1

 前回、「現代では姿勢の悪さと腰痛は関係がない」という事実を取り上げた。もちろん、骨や筋肉に傷があるなら別だが、姿勢が悪くて神経が圧迫されていたり、筋肉のバランスがゆがんでしまっただけでは腰痛は起きない。
 
 つまり、カイロプラクティックや整体といったテクニックはほとんど無意味。気休め程度の効果しかないことになる。
 
 それでは、最新の科学は現時点でどのような結論を出しているのだろう?
 
 姿勢と腰痛が無関係なら、真の原因は何だと考えているのだろうか?

無題

A.腰痛の8割以上は心の病気です

 現在、もっとも腰痛に関して信頼が高いのが、2006年に制作された「腰痛診療についてのヨーロッパガイドライン」だ。世界中の物理療法士や疫学者が集まり、様々な腰痛治療のデータをまとめて、効果があるものだけを選り分けたガイドラインがある。
 
 まずは、科学者が出した結論を引用しよう。

「腰痛の85%には明確な原因がなく、大半は心理的な理由にようものである」
 
 なんと、腰痛の多くは単にメンタルの問題だというのだ。
 
 もちろん、骨の損傷や神経の切断などが原因で起きる痛みもあるが、ガイドラインによれば「物理的な原因で起きる腰痛は全体の5%しかない」とのこと。やはり大半は不安やストレスが原因らしい。
 
 さらにガイドラインの結論を紹介しよう。「重大な脊椎病変でないのであれば、腰痛は自然に回復する。回復が遅れるのは、メンタルの要因があるからだ」
 
 実際、近年では脳の勘違いを正して腰痛を改善する「認知行動療法」が、大きな成果を上げている。腰が傷んだらまずは心の休養だ。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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