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Q.腰痛を治すには姿勢を治すのが一番なの? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.8.29

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 整体やカイロプラクティクの世界では、「腰痛の原因は姿勢だ」とよく言われる。腰痛を治すべく、猫背の矯正を心がけている人も多いだろう。
 
 このほかにも、反り腰やスウェイバック、フラットバックなど、腰痛の原因とされる姿勢はいろいろ存在しており、つい不安になってしまう。
 
 が、姿勢と腰痛の関係については、実は世間で言われるほど科学的に実証された話ではない。猫背だろうが反り腰だろうが、腰痛にはならないとの意見も多いのだ。
 
 科学的なデータをくわしく見ていこう。

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A.姿勢が悪くても腰痛にはならないが科学の結論

 腰痛と姿勢の関係について有名なのが、2008年に南デンマーク大学が行った研究だ。1980〜2000年代の間に行われた「腰痛と姿勢」に関する54件のデータをまとめたメタ分析で、現時点で最も科学的に信頼レベルが高い。その結論を、以下に抜き出してみよう。

•姿勢が悪い若者と姿勢が良い若者を比べた調査では、大人になってからの腰痛の発症率には差がなかった
•ゆがんだ姿勢で働かねばならない仕事を調べた調査でも、姿勢と腰痛には明確な関連性が出なかった
•600人を対象にした調査では、腰骨のゆがみ、骨盤の傾き胃、両足の長さのバランスは腰痛と関係がなかった
 
 姿勢の悪さと腰痛の関係を全て否定している。逆に腰痛の原因としては、日常的なストレスや日ごろの運動量、仕事への満足度、喫煙習慣といった要素のほうが大きいそうだ。
 
 整体やマッサージ業界には都合の悪いデータだが、これが科学の結論である。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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