その他
手をキレイにするには薬用石けんを使うほうがいいのか?
2016.12.19

 手を洗うのに薬用石けんを使っている人は多いだろう。普通の石けんとは違って殺菌用の成分が入っており、いかにも病気の予防効果が高そうだ。

 
 実際、「ミューズ」や「キレイキレイ」といった薬用石けんの売り上げは順調で、いまでは完全に抗菌アイテムの定番になっている。飲食店などで見かけることも増えてきた。 多くの人は何も考えずに薬用石けんを使っているが、実際のところ、この商品には科学的な根拠があるのだろうか?

 
 メーカーの主張だけでなく、現実的な除菌効果が確認されているのだろうか?

 

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A.薬用石けんの除菌効果は非常に低いです

 

 科学の世界では、昔から薬用石けんの効果には疑問が出ていた。実際、2013年にはアメリカ食品医薬品局から、「薬用石けんに病気の予防効果があるのか確認すべき」とのアナウンスが出たほどだ。

 
 この勧告を受け、イリノイ大学が実験を行ったのは2015年9月のことだ。
 

 20種類のバクテリアを用意し、殺菌剤の濃度が0.3%の薬用石けんに設置。数度にわたって除菌の効果をチェックしたところ、その結果は驚くべきものだった。なんと、薬用石けんでバクテリアが減ったのは実験開始から9時間後だったのだ。これでは、夜明けから日没まで手を洗い続けないと、役に立たない計算になってしまう。

 

 
 その後でヒトを使った実験も行われたが、やはり結果は同じだった。薬用石けんが普通の石けんよりも優れているとの証拠は出なかったのだ。

 

 
 なんでも、薬用石けんに除菌効果があるのは間違いないが、界面活性剤が抗菌作用をジャマしてしまうらしい。

 

 
 どうやら、薬用石けんの効果はかなり怪しいようだ。無理して使わなくてもいいだろう。

 

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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