その他
耳掃除は月イチでいいって本当?
2016.12.5

 ここ数年、「耳掃除は体によくない」といった話を聞くようになった。綿棒で耳掃除をすることにより、逆に耳アカが奥へ移動。押し込まれた耳アカが化膿して、外耳炎や難聴の原因になるのだという。

 
 この問題を避けるには、耳掃除は月イチぐらいのペースがベスト。あくまで綿棒を耳の奥まで突っ込まず、軽くなぞるぐらいにしておくのがよいという。

 
 耳掃除好きには辛い話だが、果たして、この説はどこまで科学的に立証された説なのだろうか?事実なら、どこまで体に悪いのだろう?

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A.月イチどころか耳は一回も掃除しなくてOK

 結論から言えば、耳掃除が良くないのは事実。多くの耳鼻科医のあいだでは、いまや常識として扱われている。

 
 例えば、世界でも有数の耳鼻科組織「アメリカ耳鼻咽喉科組合」は、2015年6月に「耳掃除を止めるべき理由」というタイトルのプレスリリースを出している。
 

 これによれば、耳アカには、鼓膜の汚れ防ぎ、内耳を水や感染から守り、バクテリアやカビの繁殖を防ぐ作用がある。耳アカを取り除くと、長期的には逆効果なのだ。

 
 また、鼓膜の弱さも問題のひとつだ。綿棒は簡単に耳の奥まで達し、少し押しただけで鼓膜が破裂する可能性がある。鼓膜はやがて再生するが、伝音難聴と呼ばれる障害を引き起こしてしまう。記事の表現を使えば、「自分のヒジより小さなものを耳に入れてはいけない」そうだ。つまり、何も耳に入れてはいけないらしい。

 
 実際に掃除すべきなのは、外から見える部分だけ。いわゆる「外耳」を石けんと水で洗い流すせば何の問題もない。たいていの場合、シャワーを浴びれば余分な耳アカは自然に流れ落ちていく。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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有名健康法