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JPモルガン社長の富豪と結婚する方法 ネットのデマ150
2016.11.2

無題

 ネット上で何年も前から定期的に話題になっては消えるネタの1つが「JPモルガン社長からの手紙」だ。
 
 25才の女性が、大手証券会社JPモルガンの社長に「お金持ちと結婚するにはどうしたらいい?」という内容のメールを出した。

 

「私、年収4000万円以上の男性と結婚したいと思っているんです。今、私は25才で、見た目は結構可愛いと思っていて、スタイルももよく、センスもいいと思う。実際に年収2000万円の人とは付き合ったことがあるんですけど、それ以上の人と出会いたくって…。ズバリ、お金持ちのみなさんは、どうやって結婚する女性を選ぶんですか?」

 
 これに対し、社長の回答は明快だった。

「プロの投資家としてお答えさせていただきます。あなたは『美しさ』と『お金』を交換しようとしています。すると、そこにはひとつ重大な問題が発生します。私の収入は年々増えていきますが、あなたの言う『美しさ』は年々目減りしていくということです。私は『魅力的な資産』ですが、あなたは『値下がりする資産』。それも急激に下がっていくことは間違いないでしょう。少し言い方が悪くなってしまうけど、あなたを資産として考えた時、『短期保有』のほうが賢い選択です。もっと言えば、レンタルで十分。保有する価値がありません。年収4000万円を稼ぐ人はバカではないので、あなたとデートすることはあっても、結婚することはないでしょう。さて、アドバイスするとしたら、お金持ちと結婚する方法を探すよりも、ご自身がお金持ちになってはいかがでしょうか?この答えが少しでもあなたの役に立てば幸いです。そうそう、もしあなたが『レンタル』に興味があるなら、私にご連絡ください」

 
 思い上がった女性がやり込められる様子が受け、このエピソードは日本のみならず、世界中のSNSで広まるにいたった。
 
 が、元ネタはJPモルガンの社長とは何の関係もなく、2007年に質問サイトに投稿されたエピソードの1つだ。回答者はbanker in NYCと名乗る一般ユーザーだったが、何者かが面白半分で「一流の投資銀行の社長」との設定を付け加えたところ、チェンメールとして大ブレイク。
 
 日本では、2011年ごろから2ちゃんねるの定番ネタとして有名だったが、事情を知らない多数のニュースサイトに転載され、そのたびにSNSで拡散を繰り返したらしい。
 
 確かにネタ元は気の利いたエピソードで、いかにもネットでウケそうな要素が満載だ。

 

 

 

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本稿は『釣られたら恥ずかしいネットのデマ150』に掲載されております。

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