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Q.低脂肪食は健康の基本? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.10.31

 健康的な食事といえば、低脂肪食を思い浮かべる人も多いだろう。スーパーに行けば、低脂肪牛乳や低脂肪ヨーグルトなど、脂肪分をカットした商品が多く目につく。
 
 低脂肪ブームが生まれたのは、1970年代のアメリカだ。このころ、食事の脂肪により悪玉コレステロールが増えるとの実験データが現れ、世界的に脂肪の規制が始まったらしい。
 
 確かに、クリームたっぷりのケーキや背脂でギトギトのラーメンなどが体に良いとは思えない。しかし、いっぽうでは、ナッツや青魚のように、脂肪分が豊富でも健康に良さそうな食品も数多く存在している。果たして、低脂肪食は正しいのだろうか?

 

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A.最新科学の結論は脂肪を減らしても死亡率に変化なし

 実は、最新科学の世界では、すでに低脂肪食の有効性は否定されている。1970年代以降に行われた大量の実験により、脂肪を減らしても意味がないことがわかったからだ。
 
 なかでも有名なのは、2015年に英イースト・アングリア大から出た論文だ。過去に行われた15件のデータをメタ分析したもので、科学的な信頼性は非常に高い。その結論は次のようなものだ。「飽和脂肪酸を減らしても、全死亡率や心疾患の死亡率、心疾
患の発症率には何の影響もないことがわかった」
 
どうやら、低脂肪食で心疾患が減るという説は、古い研究の統計ミスによるものらしい。より正確なデータを使うと、脂肪の悪影響は消えてしまう。
 
ハーバード大のデビッド・ルドウィグ博士も言う。「現在の科学的なデータによれば、ナッツや魚といった良質な脂質をふくむ食品には、心疾患を予防する効果がある。これらの食品に比べれば、低脂肪の加工肉やドレッシングなどは逆に体に良くない」
 
大事なのは、あくまで脂肪の量よりも質。良質な脂肪なら減らす理由はないようだ。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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