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Q.電子レンジで食品にふくまれる栄養が減っちゃう? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.10.24

 電子レンジを使うと、野菜や肉の栄養が減ってしまうという説がある。レンジはマイクロ波で食材を激しく振動させるため、その際に栄養素が壊れてしまうというのだ。
 
 確かに、電子レンジは普通の調理法よりも食品がしなびてしまうケースが多く、栄養が減ってもおかしくない印象がある。特にビタミンが熱に弱いのは有名で、電子レンジのように激しく加熱すれば、栄養が壊れても不思議ではない。果たして、電子レンジを使うと、普通の調理法よりも栄養は減ってしまうのだろうか?

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A.電子レンジも普通の調理法と変わりません

 電子レンジに関する実験は多く行われており、そのどれもが「普通の調理法と栄養レベルは変わらない」という結論になっている。
 
 例えば1995年にデンマークの食品総合研究所が行った調査では、電子レンジで肉と野菜を加熱しても、普通の調理法とビタミンやミネラルの量はほぼ同じ。2004年のアンカラ大学による調査では、ポリフェノールや抗酸化物質の量も調べたが、やはり電子レンジの悪影響は見られなかった。
 
 もちろん一部のビタミンが熱に弱いのは事実だが、それは他の調理法でも同じこと。熱を使う時間が長ければ、どんな調理法でも栄養素は確実に減ってしまう。さらに、ビタミンCのような水溶性ビタミンの場合は、鍋で野菜を茹でるより電子レンジを使ったほうが栄養が残る可能性も高く、ケースバイケースというほかない。
 
 ちなみに、1995年にオランダの栄養食品研究所が行った実験によれば、電子レンジで調理した野菜を13週間にわたってマウスに与えたが、普通に調理した野菜を食べたマウスとくらべても健康状態に差は出なかったとのこと。心配は無用だ。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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