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Q.ストレッチで運動のケガは防げるの? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.10.17

 運動の前にストレッチを行う人は多いだろう。あらかじめ筋肉を伸ばすことで柔軟性が高まり、ケガをしにくくなるからだ。
 
 スポーツクラブなどでも、レッスンの前にストレッチを指導するケースが多く、ケガ防止のほかにも筋肉のリラックスや血流改善、神経機能の向上といった効果が得られるという。 ウォーミングアップやクールダウンの方法としてもおなじみの手法で、その有効性は疑いないようにも思えるが、本当に運動の前には必ずストレッチをすべきなのだろうか?
 
 最新科学があきらかにした結論を見ていこう。

無題

A.ストレッチはケガの予防になりません

 

 ストレッチのケガ防止効果は、すでにさまざまな研究で否定されている。
 
 なかでも有名なのは、2004年にアメリカ疾病予防管理センターが行った研究だろう。過去のストレッチに関するデータをすべて分析したところ、次のような結論が出た。「ストレッチを運動の前や後に行っても、筋肉痛には意味がない。運動前のストレッチがケガを減らすという証拠もない」
 
 さらに、2002年の研究も結論は同じだった。「プロのアスリートでもアマチュアでも、運動前のストレッチには意味がない」
 
 以上の研究は過去の膨大なデータをまとめたもので、科学的な証拠としては最高レベル。もはやストレッチが効かないのは間違いない。
 
 さらに、近年では「体操のプロでない限り筋肉の柔軟性は不要」とのデータも出てきている。ネブラスカウェズリアン大学の研究者によれば、体の柔らかさはほぼ遺伝で決まっており、生まれつき筋肉が固い人は、ストレッチをやっても時間のムダなのだという。
 
 ストレッチには大きな期待をしないほうが良さそうだ。

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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