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Q.ビタミンCで風邪は治るの? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.10.10

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 ビタミンCの大量摂取が風邪に効くという説がある。通常は100mgで十分のビタミンCを、1日に1000〜10000mgも飲むことで風邪を引かなくなり、しつこい症状も治ってしまうというのだ。
 
 生田哲氏の「ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く」によればビタミンCは万能の栄養素で、1985 年にいったん否定されたものの、最新の研究で有効性が再確認されたという。
 
 果たして、ビタミンCは本当に最強の栄養素なのか?そんなに大量に飲んでも問題はないのだろうか?現時点での科学的な結論を見てみよう。

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A.普段の運動量が多い人には効く可能性もあります

 ビタミンCが健康に欠かせないのは間違いない。不足すれば

 貧血や慢性疲労といった症状が起きてしまう。
 
 しかし、ビタミンCが風邪に効くという説に関しては、やや微妙な結論が出ている。決定打となったのは2005年の論文で、1940年代から2004年までのビタミンC研究をメタ分析して大きな結論を出したのだ。現時点でもっとも科学的には信頼度が高いデータといえる。

 
 その結論は明快で、ビタミンCを飲んでも風邪の治療には効かないというもの。1日に4000mgを飲んでも、症状に変化はなかったそうだ。
 
 もっとも、だからといってビタミンCの効果が完全に否定されたわけでもない。普段からよく運動をしている人がビタミンCを飲むと、風邪を引く確率が半分に下がったという結果も出ているからだ。
 
 つまり、運動不足の人がビタミンCを飲んでも焼け石に水。普段からまめにランニングや筋トレをしていれば、ビタミンCの大量摂取にも意味があるかもしれない。
 
 いずれにせよ、ビタミンCを万能と呼ぶのは間違いだ。
 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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