アンダーグラウンド
【連載】どんな女がやってくる? 「ご飯を箸ってほしい」とのたまう女の自信
2016.8.7

無題
 中学生のころ、深夜に何げなくパペポTVを見ていたら上岡龍太郎がこんなことを言いました。

『「美人と噂になるけど実際は何もない」のと「美人とセックスしてるけどそのことは誰も知らない」のでは前者の方がよっぽど嬉しい』

 それを聞いて当時若輩者だった自分は「美人とセックスの方が100倍嬉しいに決まっているだろうが、この天邪鬼芸人が」と思ったものですが、今になってようやくあのとき上岡龍太郎が発していた言葉の意味を理解できるようになりました。

 つまり、男はある程度年齢を束ねて遊び尽くすと、今度は美人を抱きたいという願望よりも美人と付き合っていることを周りに自慢したくなる生き物なんだということです。

 確かに美人を連れて街を間歩しているオッサン達はどこか誇らしげです。それがキャバクラ嬢との同伴だろうが、肩で風を切ってガニ股で道の真ん中を歩いていきます。美人を連れて歩いていて周りの男の月線がその美人に向いたとき、何か勝った気持ちになった経験は誰もが身に覚えがあるでしょう。そんな男たちの心理を利用し、最近出会い系サイトで急増しているのがデートのみを希望する女たちです。

 大手の出会い系サイトには「アダルト掲示板」と「ピュア掲示板」の2種類が用意されており、アダルトの方は男女が出会って金銭を介して身体を重ねるというものですが、一方のピュアはデート希望女たちの巣窟となっています。

 出会い系に登録しておいて今さらピュアもへったくれもない気がしますし、アダルトDVDに出演している清純派と同じ矛盾を感じてしまいますが、ダダで食事や買い物がしたい女の渇望と、美人を連れて歩きたい男の見栄が合致しているのかもしれません。

 さて、このたび、『ご飯行ったりできたらいいナ』と書き込んでいた女がおりましたので、その辺の援交女よりもレベルの高い容姿を期待し、丸井前で待ち合わせしたところ、現れたのはクッキングパパに似た顎の突出した(女29才)でありました。
 オシャレなレストランに行く予定を急遽スタバに変更。さらにそのあと一緒に歩いているところを誰にも見られたくないので光の速さで漫喫に移動し、4千円払って胸を揉みながら手コキをお願いするという、いつもと変わらない出会い系の風景がそこにはありました。
 なぜクッキングパパの分際で、男がタダ飯を奢ってくれると考えたのか、脳の仕組みを知りたいものです。

無題

 

 

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