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Q.瞑想で集中力が上がるって本当? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.8.1

無題2

 ここ数年、ビジネスの世界で瞑想がブームだ。瞑想を行うと集中力がアップし、仕事の効率があがるというのだ。
 実際、現在ではグーグルやフェイスブックといった企業が社内研修に瞑想を取り入れており、世界のトップエリートが1日30分ずつトレーニングを重ねているらしい。科学的な研究も進んでおり、瞑想のストレスや不安解消の効果が確認されている。
 書店にも瞑想の効果をうたう書籍が並び、いまや瞑想は万能薬のような扱いだ。確かに、瞑想は古来から宗教の世界で使われてきたトレーニング法だが、果たして現代のビジネスにも使えるだけの効果があるのだろうか?

 

 

A.先端の研究ではデータ不足で効果は怪しいとの結論

 科学界で瞑想がブームなのは事実で、ここ数年で様々な実験が行われている。なかでも徹底的なリサーチが行われたのが、2013年にジョン・ホプキンス大学が発表した論文だ。
 
 これは、過去に行われた約2万件の瞑想実験から、信頼度の高い47件を選び抜き、およそ3500人分のデータをメタ分析したもの。現時点では、もっとも正確でバランスが取れた瞑想の研究になっている。
 
 その結果は次のとおりだ。
•中レベルの効果が認められたもの:不安、鬱、慢性痛
•効果不明なもの:ストレス解消、QOL(人生の質)の向上
•データ不足なもの:睡眠の質、集中力アップ、気分の改善、肥満解消
 
 不安や鬱にはそこそこの効果があるが、集中力やストレスの解消に関しては、ビジネス書の世界で宣伝されているほどのデータはないようだ。
 よって不安や鬱に悩んでいる方なら瞑想を試す価値はあるが、仕事の効率がアップするかどうかは不明。ブームに乗って試すのもよいが、時間のムダになる可能性も少なくない。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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