グッズ
Q.ココナッツオイルがダイエットと認知症に効くって本当? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.5.23

無題

 ココナッツオイルが大ブームだ。
 
 ココナッツオイルは他の油にはない癒やし効果を持っており、効率よく体重を減らせるほかにも、肌や髪のアンチエイジング、アルツハイマーの予防、糖尿病の改善などにも効果を持っているという。
 
 特にいま話題なのは、ダイエットと認知症予防の効果だ。ココナッツオイルが体内にケトン体と呼ばれる物質を作り出し、手軽に満腹感を得られるうえに、脳の機能をアップさせるというのだ。
 
 もはや万能薬のような扱いだが、果たして本当にココナッツオイルはダイエットと認知症に効くのだろうか?

 

A.まだちゃんとした実験は一件も行われていません

 ココナッツオイルの成分は、ほとんどが中鎖脂肪酸(MCT)でできている。つまり、ココナッツオイルのダイエット効果は、11ページで紹介したMCTオイルの結論と同じだ。
 
 確かに、普段の料理油をココナッツオイルに切り替えれば、体重は減りやすくなる。が、オイル自体に脂肪を燃やす効果はないため、ココナッツオイルを飲んでも痩せやすくなるわけではない。単に余分なカロリーが増えるだけだ。
 
 また、ココナッツオイルと認知症の関係については、まだヒトを対象にした実験データがない。いまのところ、南フロリダ大学が2016年の夏ごろに世界初の長期試験を行う予定であり、現在はその結果待ちの状態だ。
 
 それにも関わらずココナッツオイルがブームになった理由は簡単。2012年にアメリカに住むメアリー・ニューポート医師が、自身の夫にココナッツオイルを試したところ、認知症が劇的に改善したと報告したからだ。
 
 要するに、現時点でココナッツオイルの効果を示したのは、1人の医師の体験談のみ。まだ信用できるレベルではない。

 

 

TOPページへ戻る

 

 

本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

他の記事をご覧になりたい方はアマゾンKindle版(スマホでOK)でも購読できますのでよろしくお願いします。

有名健康法