その他
Q.MCTオイルで体脂肪が燃えまくるって本当? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.5.2

無題

 MCTオイルを使ったダイエットが流行中だ。

 MCTオイルとは、ココナッツオイルやヤシ油などにふくまれる中鎖脂肪酸の略。他の脂肪酸よりもエネルギーとして消費されやすく、減量に役立つのだという。
 畠山医師の「驚異のMCTオイルダイエット」によれば、MCTオイルが体脂肪を燃やしてくれるので運動はいらず、お腹もすかずに2カ月で10キロの減量に成功するという。
 これは事実なら、まさに夢のようなダイエット法だが、果たして科学的な根拠はどれだけあるのだろう?

A.ダイエット効果はあるが体脂肪が燃えるわけではない

 MCTオイルのダイエット効果については、2015年に決定的な論文が出ている。MCTオイルに関する749件のデータを精査したメタ分析で、科学的な信頼度は最も高い。
 その結論は以下のとおりだ。

『過去に行われた実験データを総合すると、普段の食事に使う油を長鎖脂肪酸からMCTオイルに変えた場合は、明確に体重・体脂肪・ウエストサイズを減らす効果が見られた』
 つまり、普段の料理に大豆油やオリーブオイルを使っている人は、調理油をMCTオイルに切り替えると、体重が減りやすくなるわけだ。
 ここで大事なのは、MCTオイルが体脂肪を燃やしてくれるわけではない点。あくまで「MCTオイルは他の油にくらべて脂肪として付きにくい」だけで、使えば使うほど痩せるわけではないのだ。 実際、2008年にコロンビア大学が行った実験でも、いくらMCTオイルを使おうが、結局は摂取カロリーを下げないと体重は減らないとの結論が出ている。「MCTオイルで体脂肪が燃える」という表現は間違いだ。その点をふまえて上手く使おう。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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有名健康法

 

 

 

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