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Q.水素水ってそんなに健康に良いの? 信じたらカラダを壊す有名健康法100
2016.4.18

無題 水素水が大ブームだ。水に水素を溶けこませた商品で、老化の原因である活性酸素を取りのぞく効果が他よりも高いため、いままでにないアンチエイジング効果が得られるという。
 そのため、近年ではトラストウォーターやスムースウォーター、アクラスなど、様々な企業がパウチタイプの水素水を発売。自宅で水素水を作る機械も好評らしく、最近はジムや健康施設でも見かけるケースが増えてきた。
 ブームの火付け役は日本医科大学の太田成男氏で、水素水の効果は一流の科学誌でも効果が認められた事実だという。果たして、どこまで本当なのだろうか?

 

A.人間を対象にした実験では良い結果が出てません

 初めて水素水が話題になったのは2007年のこと。一流科学誌のネイチャーに掲載された論文が、水素水が悪玉の活性酸素だけを取り除くことを明らかにしたからだ。
 ただし、これはあくまでマウス実験の話。その後もいろいろと論文は出たものの、大半がマウス実験であり、現時点では水素水の効果は仮説に過ぎない。
 また、人間を対象にした論文もいくつか出ているが、どれも効果が非常に低いのが難点だ。
 例えば2010年にピッツバーグ大が行った実験では、20名の男女に8週間にわたって水素水を飲んでもらったところ、善玉コレステロールが3.9mgだけ増えたののは良かったが、悪玉も同じだけ増えてしまった。数値としては非常に小さい。
 2013年には、中国で20名の男女が1日1リットルの水素水を10週間にわたって飲む実験が行われたが、やはりメタボの数値にはほとんど影響が出なかった。
 水素水に効果があったとしても、その影響は非常に小さい。いまの段階で、水素水が健康や美容に効くと断言している商品には要注意だ。

 

まとめ

 あくまで水素水の効果は仮説の段階。今後良い結果が出る可能性もあるが、いまの段階では成果が出ていない。様子見が無難だろう。

 

 

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本稿は信じたらカラダを壊す有名健康法100に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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