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ブラッド・ピットがアンジェリーナ・ジョリーに送った感動の手紙 女優・池上季実子のFB掲載がキッカケで……ネットのデマ150
2016.2.25

ブラピ 2014年前半ごろ、ネットの各ニュースサイトに、俳優のブラッド・ピットが、乳腺を切除したアンジェリーナ・ジョリーに送った感動のメッセージが掲載された。

 

「俺の妻は病気になった。仕事での問題、私生活、子供達との問題や失敗などに、絶えず神経質になっていた。
13.6キロも痩せ、35歳だというのに体重は40キロ程に。
 
ゆっくり眠ることも出来ず、朝になってやっと眠りに着き、日中は直ぐに疲れてしまった。
僕達の関係も崩壊寸前だった。
 
彼女の美しさは彼女を置いてどこかに行ってしまったようで、目の下にはクマができ、頭をこづいたりし、彼女は自分のことを大切にしなくなった。
 
映画の撮影、全ての役を断るようになった。

僕は希望を失い、すぐに別れることになるだろうと思った。

しかし、そのとき僕は何とかすると決意した。
 
僕は花やキスや褒め言葉を送りはじめた。

ことあるごとに彼女を驚かせ喜ばせた。
 
僕は彼女に多くのギフトを送り、彼女のためだけに生きた。

人前では彼女のことだけを話した。

全ての主題を彼女のほうに向けた。

彼女の友達の前では彼女のことを褒めた。
 
信じられないかもしれないけど、彼女は輝き始め、以前よりも更に良くなった。

体重も増え、神経質になることも無くなり、以前よりも増して僕のことを愛するようなった。

そして僕は一つ理解した。
『女は愛する男の姿鏡なのだ』ブラッド・ピット」

 
 もとは英語圏のSNSで広まった文章だが、2013年6月に女優の池上季実子が自身のフェイスブックに日本語訳を掲載。これに飛びついた各ニュースサイトが、いっせいに取り上げる事態となった。
 
 が、このエピソードには、根本的な問題がある。メッセージが広まった2013年には、まだブラピはアンジーと結婚していなかったのだ。
 
 付き合った期間は長いが、実際に2人が籍を入れたのは2014年8月のこと。それまでブラピは独身であり、「俺の妻」なる出だしからいきなりおかしいわけだ。

 もとの文章を書いた者の正体は不明だが、完全にデマなのは間違いない。
 
 ちなみに、ナショナル・エンクワイラー誌によれば、妻の病気に対して、実際にブラッド・ピットが語ったのは、以下のような内容だったそうだ。

 

「アンジェリーナの勇気や人道活動を賞賛し、どれだけ彼女を愛しているか、そしていつも助けが必要な時にアンジェリーナが自分を助けてくれることに感謝していること、そして自分もアンジェリーナが助けを必要としている時は、必ず同じように助けることなどを誓ったそうです」
 
 実に常識的なメッセージである。

 

 

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本稿は『釣られたら恥ずかしいネットのデマ150』に掲載されております。

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