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団地の奥さんを口説くためだけに新聞勧誘のバイトを始めた僕 成果は1年で6人っす
2016.2.6

 新聞配達のアルバイトに励む大学生といえば、親からの仕送りもなく、販売所の寮でストイックな暮らしを送る苦学生というイメージがある。
 確かに、中にはいるのだろう。そんな苦労を絵に描いたような学生が。しかし、少なくとも僕は違う。生活のためでも健康のためでもない。僕がこのバイトを始めたのは、勧誘先の人妻を口説くためなのだ。

 

洗剤を渡すの忘れちゃって

 たった2つの単位を落としたばかりに卒業できず、2回目の大学4回生を送ることになった昨年4月、僕は手ごろなアルバイト先を探していた。
 留年したにもかかわらず田舎の親からの仕送りが月15万。賛沢しなければ、バイト無しでも暮らしていけたが、なんせ出席すべき授業がほとんどないから、毎日ヒマで仕方ない。この有り余った時間は、やはり仕事で潰すのが賢明かと考えた。
 さっそく近くのコンビニで求人誌を買い、ついでにエロ雑誌を立ち読みしていたとき、”団地妻の告白”というべ夕な題名が付いた記事が目に飛び込んできた。
『私、エッチしたくなるとセールスの人を家に誘っちゃうの。特に”新聞拡張員”さんはワイルドな感じでいちばん燃えちゃう…』
 おいおい、そんなスケベな人妻がいるかよ。いかにもウソくさいぜ。とは思ったものの、発想は悪くない。

 新聞勧誘の仕事なら人妻と接する機会は少なくない。さすがに自らモーションをかけてくる主婦はいないにせよ、若い学生である僕がアプローチしたら、落ちる主婦もいるんじゃなかろうか。昔から”人妻”には、この上なくソソられてきた僕だ。

 いい機会だろう。2,3カ月やってみるべ。成果がなければ他のバイトを探すまでだ。

 

最後は判子を押してしまう奥さん

 バイト先は、自宅アパート近くの新聞販売所に決まった。

 仕事は配達(朝2時半〜6時&夕方3時〜5時)と勧誘(11時30分〜昼2時30分&夜7時〜8時。拡張と購読者の契約延長の2種類)。

 勧誘だけってのは無理らしい。眠い目をこすりつつ配達をこなし、昼間、勧誘で各家を回りながら、自分好みの奥様を探す。
 が、想像と現実は違う。拡張で訪れても、大半の家庭がドアさえ開けてくれないのだ。では、契約延長の際、アプローチをかけるのはどうだ。
 これなら居留守や門前払いを食らうこともないし、ターゲットの数も十分だ(400軒ほど受け持ちがある)。
 バイトを始めて10日目。11階建ての高級マンションに住む高田さんの家を訪れた。ドア越しに顔を覗かせたのは、30代半ばの奥さん。

 石野陽子似で実に色っぽい。ああこんな奥さんとエッチできたらなあ。
 下心はひた隠し、必死に契約延長を迫る。

 と、最初は「ダンナに相談しないと」と渋っていたにも関わらず、僕の熱意に負けたか、最後は奥さん、あっさり承諾してしまう。押しに弱いタイプ。付け入るスキは十分だ。

 とりあえず、その日は判子だけ押してもらい退散。3日後の昼下がり、僕は改めて彼女の元を訪れた。
「どうしたの?」
 驚いた表情の奥さんに、洗剤を渡す僕。
「この前、景品を渡すの忘れちゃって。黙っとこうかと思ったんだけど……奥さんがあんまり綺麗だったから」
「まあ、うまいこと言って」
 よし、反応は悪くねーぞ。
「でも、そんなにカワイかったら、ダンナさんから怒られたこととかないでしょ」
「そんなコトないわよ」
「え~、だって大事にされてそうですよ」
「ははは。子供ができる前までは、ね」
 少し心を許したか、奥さんの口が滑らかになっていく。
 何でも、最近はダンナが仕事にかまけ、ロクに家族サービスもしてくれないらしい。彼女の顔には不満な様子がありありだ。

 よしよし。そういうことなら、ここらで用意しておいたセリフを口にしよう。
「どうすか。今度、ボクと一緒にお昼ごはんでも? たまにはストレス解消しないと」
「そうねえ…」
「別に深い意味ないすから。ま、井戸端会議みたいなもんだと思ってください。八八」
「…考えとくわ」

 

2、3時間だけ寝かせてもらえませんか?

 5日後、彼女の娘が幼稚園に行ってるスキを見計らい、三度、奥さんの元へ。
「この前の話なんですけど、今日なんかどうですか」
「う〜ん、でもぉ…」
 困ったような表情を浮かべる奥さん。周囲の目が気になるんだろう。なーに、それぐらい計算済みだ。
「じゃあ、奥さんの手料理ごちそうしてくれません。最近、お袋の味とか食べてないんすよね。ダメすか?」

 

20151002-2

 

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