アンダーグラウンド
修学旅行生に“ニセ大麻”を売りつける! せっかく北海道に来たんだから、名産品をやらなきゃダメだべさ
2016.2.5

 昨年2月、ちょうどすすきのが雪祭りでにぎわってるころ、悪友の佐竹がオレの家に遊びにきた。
「ぐへへへ。イイもの持ってきたぞ〜」
 ダラシなく口をほころばせながら、袋を差し出す佐竹。ほほ~。この中の葉っぱは例のアレじゃないですか。さっそく銀紙でパイプを作り、スパーッと一口。

 が、まるで利かない。

 10分、20分、30分……。あれ? 一向に気持ちよくなんねーぞ。
「きくわけないべさ。おまえは本当にアホだなあ」
「どういうこと?」
 聞けば、このブツ、煙草のビニールカバーにお茶っぱを入れ、ライターで炙ったものらしい。
「ったく、クダらねえイタズラしてんじゃねーよ」
 その場はさらりと流したオレだったが、ヤツが帰った後、ちょいと待てよと思い直した。
 このニセ大麻を観光客に売ったらどうだろう。

 例えばこの時期、わんさか訪れる修学旅行生。ヤンチャっぽそうなヤツなら、興味を示すんじゃなかろうか。もともと北海道は自生大麻のメッカ。まずバレやしまい。

 翌日、さっそく大通り公園へ出向き、ヤンキー風の5人組に声をかけた。
『アンタたち、どっから来たの」
「え?長野っすけど」
「時計台とか行ってもぜんぜんつまんないっしょ」
「そうなんすよ~。どっかナンパできるとこでもありませんかねぇ」
「ナンパもいいけど、せっかく北海道に来たんだからさ、やっぱ名産品をやらなきゃダメだべさ」
「え? 何すか、名産品って?」
 相手が食いついたところで、チラリとブツを見せる。
「これって…」

「うん。ウチらが山から採ってきたんだ。利くよ~」
「……」
「大丈夫大丈夫。覚醒剤とかと違って、常用性なんかないしね」
「…いくらですか」
「毎度。グラム5千円!」
 ブッを受け取るや逃げるように走っていく高校生。こりゃ、なまらオイシイんでないかい。

 気をよくしたオレは、以後、毎日のように大通り公園に足を運んだ。やはり北海道産というのがリアルなんだろう、これが売れること売れること。
 結局、1カ月で30万円の稼ぎになったから笑いが止まらない。今年も修学旅行シーズンが始まる。ぼつぼつ“仕込み”に入るべか。

大麻

 

 

 

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本稿は裏モノJAPAN 2003年3月号に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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