アンダーグラウンド
『恐いお兄さんに言いつけてやる』 と、言わせたら勝ったも同然! 援交女から慰謝料を頂戴するテクニック
2016.1.20

 出会い系サイトにハマって半年。9月初め、オレの34才の誕生日に、32才のOLナオミと出会った。

 自称【少しポッチャリした松嶋奈々子】。
 一緒に誕生日を祝いたいということばにグラッときて、すぐに会う約束を取り付けた。
 期待に胸膨らませ待ち合わせ場所に出向くと、40過ぎのハニワ顔が1人。まさかと思う間もなく女が近づいてくる。
「リョウさん?誕生日を祝ってあげるから、お小遣いちょうだいよぉ」
「……..」
 絶句するオレに、ハニワ顔は構わず続ける。
「いつも2万だけど、イチゴーにしたげる。私からの誕生日プレゼント」
 さすがにオレはブチ切れた。
「なんだこのブス。どこが松嶋奈々子じゃ、この野郎」
「えっ?」

「金もらったってオマエとんかとヤるかよ!』
「交通費を出すって言ったからこんなとこまで来たのに」
「オマエみたいなウソつきに払う金なんかねえよ」
 真っ赤な顔で怒る八ニワを残しオレは車を走らせた。

 と、程なく携帯にメールが着信。
〈おまえなんか死んじまえ!交通費払えってんだよ〉
 何ホザいてる。死んでほしいのはオマエの方じゃ、ボケ。
 怒りにまかせ返事を送ると、驚きのメールが届く。
〈知り合いに××組の人がいるんだからお金くれなきゃその人に話すよ〉
 威勢のいいことを言っておきながら、実は人一倍気の小さいオレである。
 そのメール以来、情けないことに夜も眠れなくなってしまった。仕方なく睡眠薬でも処方してもらおうと医者を訪ねると、先生は「警察が対処してくれはず」と言う。
 そこで半信半疑、診断書と証拠ともいうべきメール持参で警察署に足を運べば、警官日く「傷害罪で立件できる」と太鼓判を押してくれるではないか。
 果たして、メールアドレスから住所や氏名を調べナオミを探し出した警察は彼女を逮捕。オレの懐には示談金として30万円が転がり込んできた。
 この思いがけない誕生日プレゼントが、良からぬ企みを思いつかせた。
 すなわち、間違っても後ろにヤクザの付いてなさそうなベテラン援交女を選んでアポを取りドタキャンを喰らわせる。
 そして怒る女を誘導尋問し、バックにヤクザがいると言わせるのだ。あれから八メたのはまだ1人だけだが、オレは最近つくづく思う。
 援交女はヤリ逃げするだけが脳じゃない、と。

イラスト・坂本千明

イラスト・坂本千明

 

 

 

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