アンダーグラウンド
裏モノさん、勘弁してくださいよ~><;家出少女を泊めてあげたかったのに、家出熟女ばっかりやってくるんですけど
2015.12.5

スーツケース

 裏モノ7月号で、巨大掲示板2ちゃんねるのスレッド“家出少女を泊めてあげるスレ”が紹介されていた。

 

文字どおり、家出中の若い女に寝床を提供してやるというもので、泊める側はその見返りとして女の体をいただくのが暗黙のルールとなっているらしい。

 

 普通のエンコーじゃ物足らなくなっていた折、しかも根っからの若い子好きな俺である。こりゃ面白そうだと鼻息荒くトライしてみたのだが…。

 

 予想外の事態が起きまくったこの1カ月半の模様をみなさんにご報告しよう。

 

目的はむしろセックスだったのかも

“泊めてあげるスレ”の利用法は簡単だ。

 

 あらかじめ用意されているテンプレート(雛型)に沿って、自分の年齢、住居エリア、メアド、部屋の間取り、泊めてあげられる期間、相手に求める条件などを書き込み、あとは女から返信がくるのを待つのみだ。

 

 ちなみに俺は普通の会社員で、1LDKのアパートで1人暮らしをしている。なので、もしゲットした家出女が2日以上の滞在を希望した場合は、日中、女を1人部屋に残しておかなければならない。その点を考慮し、泊める条件として身分証の提示を付け加えておいた。

 

 書き込みを終えて数時間、いくつかのイタズラメールが届いたあとで、ようやくホンモノっぽい連絡が届いた。

 

 時刻は午後9時だ。お願い、今晩だけでいいのでぜひ泊めてください。何でもします!

 

 女の年齢は24才で、現在、都内の某駅近くにいるという。自宅から車で30分の距離だ。行くべし!

 

『今からそっちまで迎えにいきますね』

 

 現場に到着後、物陰から現れたのは、妙に髪の薄い、ダルマ体型の女だった。しかもとても20代には見えないその老け顔。完全に30半ば過ぎのババアじゃん! 無理無理、キショいって!

 

 てなことをものすご〜くソフトに指摘したところ(俺は超のつく小心者なのだ)、ハゲダルマは開き直ったように答えた。

 

「だってさ〜、若く言った方がウケ良さそうじゃん?」
「…いま家出中なの?」
「うーん、家出というより気分転換かな」

 

 何でもこのハゲダルマ、同居している亭主と家庭内別居の状態にあり、さらには専業主婦でもあるため、ここ半年ほどまともに人と会話をしてないんだそうな。

 

「だから話し相手になってほしいのよ。もちろん、アッチ系のご奉仕もするから、今晩だけ泊めて。お願い」

 

 結局断り切れず1日だけ泊めてやったが、もちろんご奉仕の方は断固拒否した。

 

 にもかかわらずしつこく誘ってきたところをみると、ハゲダルマの目的はむしろセックスだったのかも。あんな化け物じゃ勃つもんも勃たんわ!

 

 

 気を取り直して再び掲示板に書き込み、2人目の女とのアポ取りに成功したはいいが、結果は最初とまったく同じだった。

 

 自称23才の音楽好き。しかしその正体は、聞いたこともないビジュアルバンドの東京公演のために、秋田から上京してきたというビンボー人妻38才だったのだ。

 

 それだけならまだしも、見てくれがロン毛のトドで、俺の前でも平然とクサい屁をこきまくる異常者とくれば、性欲など湧くわけがない。彼女を泊めた3日間はただただ苦痛以外の何物でもなかった。

 

 なんてことだろう。このスレッド、嘘つきの化け物ババアしかいないの?

次の男が見つかるまでよろしく

 それでも懲りずにまた掲示板に書き込みをした俺はバカとしか言いようがない。

 

 3人目の女は、自称28才とのことだったが、いざ顔を合わせた瞬間に目まいを覚えた。ゆうに40は超えていそうなババア顔、100キロ近い巨体。これはさすがに無理だ。逃げろ!

 

 心の声とは裏腹に、俺はヘビに睨まれたカエルのようにその場に立ち尽くした。

 

 女がけだるそうな顔で言う。

 

「もう遅いよ〜。なかなか来ないから疲れちゃった。はやく家に行こうよ」

 

 当然のように促され、そのままアパートへ。のそのそと部屋に上がり込んだ女は勝手に俺のベッドへ転がり込んだ。

 

「はー疲れた疲れた。ちょっと寝るねえ」

 

 女はそのまま我が家に居座り続けた。3日経っても5日経っても出ていく気配はなく、そもそも俺が会社に行っている間、アパートの外にさえ1歩も出ようとしないのだ。

 

 なので必然的に、食事は俺が用意するハメになった。毎日、仕事帰りにスーパーで買ってくる弁当や惣菜パンを女はむしゃむしゃと食い漁るのだ。ありがとうの言葉ひとつ口にすることなく。

 

 こんなバカな話があるだろうか。

 

セックス価値ゼロの上にタダで寝床と食料を提供させられるなんて 当然、いい加減に出ていってほしいと何度もお願いはした。

 

 しかし。

 

「行くとこないからもうちょっと置いてよ。アタシ、可哀相な女なんだから」

 

 まるで聞く耳を持たないのだ。何でも彼女、3年前にダンナと離婚し、一時は子供を連れ岐阜の実家で暮らしていたものの、突然すべての生活がイヤになって単身家を飛び出したらしい。

 

 以来、出会い系や泊めてあげるスレで俺のような男を見つけ、彼らの家を泊まり歩いているという。

 

「だから、次の男が見つかったらすぐ出ていくよ。それまではよろしく」

 

 こんな女を泊めてやる奇特な男などそうはいない。ああ、いつまで地獄は続くのか…。

      
 女が我が家に転がり込んで2週間が経ったころ、仕事中に彼女から連絡があった。

 

「次の寝場所が見つかったからそっちいくね。カギはポストの中に隠しておいたからよろしく」

 

 ホッとしたと同時に俺は肝に銘じた。二度と家出少女なんぞに鼻の下は伸ばさないと。

 

 

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