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おれをソデにした中学の同級生 あれから二十数年の歳月を経て、デリヘル嬢の娘に復讐(?)を
2015.12.2

ビンタされる男  先日久しぶりに、地元ではわりと有名なデリヘルを呼んだ。やってきたのは20才前後と思われる若い娘だ。パッと見の感想は「まあまあ」といったところか。

 

「こんにちは、あゆみです」
「どうぞ、入って」

 

 彼女がソファに腰かけてから、なぜか妙に心がざわつき始めた。どこか懐かしいような、それでいて胸の辺りがキュンとするような、どうにもおかしな気分になるのだ。

 

 原因がわからぬままシャワーへ。おれの股間を念入りに洗う彼女を上から見下ろした瞬間、ハッとした。そうか、わかった。そっくりなんだ、あの高島に。

 

母親の旧姓は聞きにくい

 高島恵子は、はるか昔の中学時代、おれが密かに思いを寄せていた同級生だ。万人受けするような美少女ではないが、大きな目と愛嬌のあるおちょぼ口がかわいらしい、活発的な女のコだった。

 

 何度か告白しようとも思いはしたが、どうしても勇気が出なかった。何度シミュレーションしても、フラれる場面しか浮かばなかったからだ。よほど自分に自信がなかったのだろう。

 

 だから、おれにとって彼女は、いつもただ遠くから眺めるだけの、片思いの甘酸っぱさと切なさを味わうだけの儚い存在でしかなかった。

 

 

  卒業を目前にして、当時で言うところのラブレター的なものを渡したが、まるっきり返事はなかった。

 

 中学卒業後に高島と再会したのは、今から4年前、38才のときに開催された同窓会でだ。

 

 20数年ぶりに見た高島はすっかりフツーのオバチャンになっていた。聞けば、ずいぶん若いころに結婚して娘が2人いるという。詳しくは覚えていないが、確か上の子は高校生だと言っていた気がする──。

 

 あゆみを残して一足先にシャワーを出たおれは、ある妄想に取りつかれていた。

 

 もしかして、この子は高島の娘ではないのか?大きな目とおちょぼ口という見た目もそうだし、年齢的にもバッチリ符号する。

 

 真実を確かめたくなった。当然だろう。彼女が高島の娘か否かで、この90分2万円ヘルスコースの価値は、月とモグラほど変わるのだ。

 

 では、どうするか。確信を得るベストな方法は、やはり彼女の母親の旧姓を聞き出すことだろう。「高島ですよ」と返ってくればほぼ“本物”と見て間違いない。

 

 が、デリヘル嬢に母親の旧姓を尋ねるなんて至難の業だ。知り合いかと勘ぐられる怖れもある。

 

かといって今の姓を聞いてもなぁ。高島、同窓会で「今は○○と言います」とかなんとか言ってた気がするけど覚えてないし。いや、もう一度聞けば思い出すかな?

 

 シャワーから出てきたあゆみに、おれは何気ない風を装って尋ねた。

 

「そういえば、あゆみちゃんって本名?」
「まさか。店長が勝手につけてん」
「本当はなんて言うん?」
「みさと」
「いい名前やん。あゆみより全然いいよ」
「そう? ありがと」

 

 ここまでの流れは、自然な形で核心に迫るまでの、いわば前ふりだ。では行くぞ!

 

「苗字はなんて言うん?」
「え、ハカマダやけど」

 

  ハカマダ! その響き、確かに聞いたことがあるぞ。うん、あのとき高島が言うてたわ! ビンゴォォォ〜!

 

ある種の復讐を成し遂げたことになる

「もう始めていいん?」

 

 ベッドに横たわるおれにあゆみが近寄る。まずはキス。若い女の甘い匂いと、柔らかい舌の感触に思わずウットリする。そのまま彼女の舌は乳首、ヘソと移動してギンギンの股間へ。ぱくり。ジュボジュボ。

 

  この子は高島本人ではない。しかし実の娘である(おそらく)。ということは二十数年の時を経て、おれはある種の復讐をなしとげたことになるのでは。手紙の返事すらくれなかったアイツの、愛する娘をこうして手籠めにしてるのだから。

 

  こうなりゃ本番までかましておきたいとプラス1万で交渉したら、あっさり話はまとまった。

 

「ゴム付きならいいよ」

 

 たっぷり時間をかけたクンニの後、正常位で合体すると、高島の娘は、「ああ」と吐息のようなあえぎ声を上げた。なあ高島、知ってんのか。お前がソデにした男は、いま、お前にそっくりな娘の体を弄んでるんやぞ! 
      

 たっぷり楽しんだあと、思い出が急にかすんでいった。惚れてたことすら後悔するほどに。

 

 

 

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