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『初めての女は信用できないから』 亀梨君にチャットで言われて幼馴染みとエッチした私って馬鹿ですか
2015.11.25

スマホいじる女  ジャニーズのアイドルグループ、KAT-TUNのファンで、オリキ(追っかけ)の真似事をしています。

 

  オキニはなんと言っても亀梨和也君。可愛らしいルックスに歌唱力、抜群の身体能力とどれをとっても彼は完璧なアイドルです。

 

 亀梨君のことになると、周りが見えなくなってしまう。自分でもわかっているのですが、コントロールが利かないところがジャニーズの怖さです。

 

 ジャニーズ系ファンサイトの中でも私のお気に入りは「ナリチャ」と呼ばれる携帯サイトです。ファン同士がアイドル本人になりきって2ショットチャットを楽しむサービスで、ジャニーズ系のナリチャはオリキの間でも人気抜群です。

 

『メンバーの友達だから本アド教えてあげる』、『俺、赤西だよ』など、遊びや冷やかしの書き込みがほとんですが、中にはアイドル本人の訪問を本気で待つ女の子たちもいます。

 

 こんな場所にアイドル本人が来るはずないけど、もしかしてってこともある。私も冗談半分でチャットルームを作って遊んでました。

 

『亀梨君のファンです。暇なら遊びに来てください』

 

 しばらく待機していれば、亀梨君を名乗る人物がちょくちょくチャットルームに入ってきます。

 

『亀梨です。俺のこと好きでいてくれてありがとう。チャットしない?』

 

 少しチャットすればすぐに偽者だとわかります。質問しても自分のことは答えずに、写真をくれだの恋人はいるかだのとこちらのことばかり聞いてくるのはナンパ目当ての証拠ですから。

 

 ところがある日、どう見ても偽者とは思えない人物が現れたのです。

 

『どうも。どんなとこが好きなの?』
『え?だって可愛いし、カッコイイし、歌も踊りもうまいじゃん』
『そっか、じゃ嫌いなことってどんなとこ?』
『嫌いなとこなんてないよ』
『ねえ、口は固いほう?』
『え?どういう意味?』
『冗談だよ。ごめんね。忘れて』

 

 私の心はざわつき始めていました。このぶっきらぼうな感じ。私には興味を示さないところも他の連中とは全然違う。でもまさかね。でもそのまさかだったらどうしよう。

 

『和也君なの?』
『そんなこと言えないよ。ごめんね。忘れて』

 

 どうなのこれ。本当にまさかのまさかなの?

 

『どうしよう。本物だったらスゴイ嬉しいけど。でも信じられないよ』
『だから忘れていいよ。ちょっと聞いてみただけ』

 

 あの亀梨君が、私とチャットしてる。信じられないけど、もし本物だったらこのチャンス、絶対に逃したくない。私は自分のメアドを教えることにしました。

 

『よかったらメル友になってもらえませんか?』
『メアド教えてもいいけど、仕事のことは聞かないでくれる? プライベートのときは仕事のこと忘れたいんだ』

 

  教えられたアドレスは、kazuya×××。まさか本物?どうしよ〜!

 

 

 彼が亀梨君だと完全に信じたわけじゃないけど、兄弟や野球部時代の話など、コアなファンを自認する私でも知らないようなエピソードを教えてくれたり、突然寂しくなって『今どこにいるの?』とメールすれば、『大阪でライブの打ち合わせだよ』と返信をくれることも。偽者がここまでできるわけないよね。

 

 一時期、一般人の女性と噂になったことがあったので、恋人がいるのか尋ねてみたときには、こんな返事が返ってきました。

 

『大学生の子と付き合ってるって噂になってるけどアレ全部ウソだから。でももうこの話はしないでくれる? 恋人がいるって思われてた方がマスコミが静かになるからさ』

 

 やっぱり本物かも。会いたい。できることなら恋人のような関係になりたい。それが無理なら身体だけの関係でもいい。ごく自然な願望でした。

 

『和也くん、忙しいのはわかってるけど、一瞬でも会いたいな』

 

 ところが、亀梨君は初めての女の子は信用できないとメールしてきました。以前もファンの女の子と会ったところ、リークされて誤魔化すのが大変だったというのです。

 

『だから、まずは俺の幼馴染のユウタに会って欲しいんだ。ユウタがキミのこと信用できるって判断したら、会ってあげられる』

 

 ユウタ君は亀梨君の小学生時代からの友達で、一緒にお風呂に入ったりナンパに行くほどの仲なんだって。

 

『和也から連絡もらったんだけど、わかりますか?』

 

 すぐにユウタ君から携帯に連絡が来て、メールのやり取りがはじまりました。彼に気に入ってもらえないと、亀梨君には会えない。私は必死になって機嫌を取り、一度2人で会う約束を取り付けました。

 

 

 目の前に現れたユウタ君は、亀梨君の友達にしては顔もブサイクだし、田舎ヤンキー風のスタイルだったけど、それがかえってリアルでした。アイドルなんて、大抵不良っぽい人間と付き合いがあるものだし。

 

  喫茶店に入ると亀梨くんからメールが届きました。

 

『ユウタと会えた? あいつ優しいから安心していいよ』

 

  うん、わかった。 安心するね。だって和也君の大親友なんだし。ユウタ君が言います。

 

「キミ、和也とエッチしたいんでしょ。でもあいつ面倒な女が嫌いだからね」
「そうなんだ…」
「そういうのに興味あるなら一回、俺としてみる? 問題なさそうなら和也にうまく言ってあげるよ」

 

  面倒な女じゃないことを証明できれば亀梨君に抱いてもらえる。大丈夫、経験はあまりないけど、私うるさい女なんかじゃないから。

 

  こうして私はユウタ君とエッチしたのでした。

 

  ユウタ君と別れた後、急に亀梨君からのメールは途絶えました。オリキ友だちは言います。

 

「そいつ、二つ携帯を使って一人二役をこなしてたんじゃない?」

 

  そうだとしたら悔しすぎるんですけど、どう思いますか?

 

 

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