その他
それでも私がガチでナンパAVを撮り続ける理由(後編)
2015.11.19

渋谷駅前

前半はコチラ

 

撮影したテープを目の前で破いてほしい

 現在、私たちの主戦場は地方の主要都市である。北は札幌から、南は福岡まで。東京ではほとんど撮影しない。04年に都条例が施行されて以来、女性に声をかけるだけで罪に問われるからだ。

 

 が、地方だからといって安心できるわけでもない。街中でカメラを回しながらナンパするのだ。地回りのヤクザが黙っちゃいない。

 

 トラブルは数々あるが、中でも、怖かったのが2年前、仙台での事件である。例によってハンディ片手にナンパに精を出していたところ、いかにもその筋とわかる3人の男が近づいてきた。

 

「こんなとこで何やってんの?(『××組』という名刺を出しながら)ウチらこういう者だけど」

 

 ナンパAVの撮影だと説明しても、向こうは聞く耳を持たない。かといって、すでにホテルの部屋を5日間取ってる手前、逃げ出すわけにもいかない。

 

 渋々、宿泊先を教えたところ、夜になって「今から出てこい」と電話があり、黒塗りのセルシオに乗せられた。向かった先は居酒屋で、個室に5、6人のオッカナイ方が待っていた。

 

「筋を通せよな。誠意を見せてもらわないとさ」

 

 笑ってしまうほどマンマな展開だが、心の中はビビりまくり。結局このときは、5万円の所場代を払い、解放してもらった。厄介なのはヤクザばかりじゃない。路上ナンパには、警察の目も光っている。

 

 6年前には、いきなり2人の警官に交番へ連行されたこともある。何でも、つい先ほどまでパンチラ・パイチラを撮っていた19才の女子大生が「無理やり撮影された」と訴えたらしい。

 

 もちろん、彼女には謝礼を払い、誓約書も交わしている。にもかかわらず、警察に届け出るとは・・・。

 

「彼女は撮影したテープを目の前でビリビリに破いてほしいって言ってるぞ」

 

 テープには、午前中に撮影した別の女の子も写っている。しかし、ここは折れるよりない。

 

「わかりました。テープは破棄します。ご迷惑かけて、どうもすいませんでした!」
「そうか。彼女は1万円を返すと言ってるけど、どうする?」
「いえ、それは結構です。迷惑をかけましたし、お詫びとして差し上げます」

 

 低姿勢が認められてか、最終的に立件されることなく、無罪放免とあいなった。

 

ギャル2人組がカメラを持ち逃げ

 

 トラブルついでに話すと、夏の海もヤバい。ことナンパにおいては、女性が開放感に溢れてるぶん、路上より格段と成功しやすいのだが、一方でソレを面白くないと思う男連中も多い。

 

 2年前の夏、九十九里浜でOL3人組をナンパしていたところ、ボードを手にした3人のイカツイ男が鬼の形相で走り寄ってきた。連れの男がサーフィンをしてるとも知らずに、声をかけてしまったのだ。

 

 ひたすら謝って、逃げるように退散し、今度はギャル2人組をナンパ。首尾よく車に連れ込んだまではよかったが、気がつけば地元のヤンキー風に取り囲まれていた。どうやら、声をかけた時点で、すでに目を付けられていたらしい。

 

「お前ら、AVだろ! 出て来いよ、コラ!」

 

 大騒ぎの中、車を急発進させ、これまた逃げるように退散。もし捕まっていたら・・・。夏だというのに寒気がしたのを、今でもよく覚えている。

 

 海ナンパで、最大のトラブルといえば湘南海岸でハメ撮りしたギャル2人組だろう。

 

 このとき、私たちは、身分証の確認をしないまま撮影を行っていた。というのも、当然ではあるが、彼女ら、ビーチに免許証は持ってきておらず、民宿にあるという。本人たちは20才だと言うし、見た目も間違いなく未成年ではない。

 

 そこで提案した。コトを終えた後、民宿で身分証を見せてもらい、確認が取れしだい謝礼を支払う。この条件でどうだろう。彼女らはすんなりOKし、撮影も無事終了。と、そこで、2人組が言うのだ。

 

「民宿の場所を知られたくないから、付いて来ないで。ここで待っててくれたら持ってくるから」

 

 OK。こちらは何も問題ない。

 

「ただし、そのカメラ、保険に貸してよ。そっちに逃げられたら、私ら丸損じゃん」

 

 なんたる女ども。このカメラ、いくらすると思ってるんだ。しかし、私は彼女らを信用することにした。カメラより現金の方がいいに決まってる。絶対、戻ってくる。間違いない。果たして、賭けは凶と出た。女ども、待てど暮らせど、二度と戻って来なかった。結局、15万のカメラと、その日までに撮り貯めた映像が全てパー。我ながら、情けないことこの上なしだ。

 

セックスはNGでも「アナルならいいよ」

 それほど撮影に苦労するなら、仕込みの女性を使えばいいではないか—。ここまで読んで皆さんは、改めて思うかもしれない。しかし、ならば私も改めて言いたいのだ。ヤクザに絡まれようが、カメラを持ち逃げされようが、それでもヤラセだけはやりたくない、と。

 

 確かに、仕込みの女優を使って本物ぽい映像を撮ることは可能だろう。が、あくまでそれは「ぽい」のであって「本物」ではない。見た目に判断が付かなくとも、私はそこにこだわるし、事実、本物の素人だからこそ撮れる映像もあるのだ。

 

 東京・町田駅前で撮影したことがある。このとき私は、企画女優をナンパ役に仕立て、道行く女性に声をかけさせた。

 

「劇団やってるんですが、ラブ・シーンがうまく出来てるか、心配なんですよ。ぜひ、見て頂いて、感想をお願いできませんか?」

 

 この誘い文句に、20才の清楚系が乗ってきた。私でいいなら構いませんと、疑う様子は微塵もない。私はロケバスに彼女を引き入れ、目の前で、女優と男優の絡みを見せつけた。ディープキッス、乳首舐め、フェラチオ…。

 

 予想もしない状況に、彼女は最初唖然としていた。が、逃げ出す様子はなく、どころか、そのうちモゾモゾし始めるではないか。

 

 期待どおりの展開に、まずは女優とレズらせ、興奮を最高潮まで持っていったところで、男優に挿入させた。と、驚くべきことが起きた。彼女の陰部から、かすかに血が出ている。もしかして・・・。

 

「初めてなの」

 

 ナンパAVで処女喪失。こんな映像、仕込みの女優だと絶対にありえない。他にも素人ならではの印象深い作品は多い。

 

 

  カラオケBOXに連れ込みフェラまでは上手くいったものの、どうしても本番は嫌だと言うところを説得したところ、「アナルならいいよ」と仰天の発言をした 20才の専門学校生。

 

 最初、渋っていたのに、ホテルでセーラー服のコスプレをさせた途端、ド淫乱に変身した21才の清楚系。このとき彼女は、私と男優合わせて都合4回も本番したのだから、もうその達成感たるや、ことばにならないほどだった。

 

 ガチンコナンパAV。神様が与えてくれた天職を、私は今後も可能な限り全うし続けるつもりだ。(構成/編集部)

 

 

モアグループ
人気ランキング
最新刊
  • 雑誌オンライン
  • フジサンマガジン
  • ガチスタプラス