テクニック
街行く美女たちに「一目ぼれした」と声をかけてみた~トリビアの泉に触発されて~
2015.11.2

トリビア 裏モノJAPAN2008年2月号にこんな記事が掲載されている。

【街行く美女たちに 「一目ぼれした」と声をかけてみたどうなるか?】

 当時、フジテレビで流行っていた『トリビアの泉』スペシャル版でやっていた企画を、実際に試したもので、ちなみに番組内では、ごく平均的なルックスの青年がフジテレビ社内ですれ違った女性たちに片っ端から声をかけ、6人のメアドをゲットしていた。

 なかなかの打率と言っていい。ということで実際に試したのである。

 

 筆者は言う。

 あらためて番組を振り返ってみると、連絡先交換を拒んだ女性も、一様にまんざらではない表情をしていた。一目ぼれされるのはやっぱりうれしいものなのだ。
 この結果は、実験をした青年がそこそこ爽やかな上、胸からADの社員証をブラ下げており、怪しまれにくかったおかげでもあるだろう。
 しかしこれ、もし彼女らが仕事中じゃなければ、より成果は上がっていたのではないだろうか。

 浮ついても構わない場所、たとえば街頭で一目ぼれされたなら、もっと素直に喜び、流れでお茶やカラオケに向かってもおかしくなかろう。
 単なるナンパではなく「一目ぼれしました」。
番組を見て俺は確信した。この言葉には、女をときめかせる魔力があるに違いない。ナンパ打率は極めて低い俺でも、この方法なら…。

 

ナンパのときと同じ反応

 翌日曜、すぐさま行動を開始した。
新宿の路上で美女に声をかけまくるのだ。
 ナンパの定番「何してるの?」「どこ行くの?」は封印し、第一声から「一目ぼれしました」で押す。やましい気持ちはなく、本気でときめいたから声をかけたというスタンスだ。
「すみません」
 20代清楚系が通り過ぎようとしたところをすかさず追いかける。
「あの、たったいま一目ぼれしたんですよ。それで…」
 こちらに目もくれず、足早に去っていく彼女。ナンパで返ってくる反応と同じだ。一目ぼれされてもうれしくないのか。
 2人目、大学生風のミニスカ。後ろから肩を叩く。
「あの、今、一目ぼれしたんだけど」
「…」
「ホントに、一目見て惚れたのよ」
「…」
 またもや無視だ。何なんだ、トリビアではみんな立ち止まってはいたのに。
 3人目4人目と、無視ラッシュが続き、早くも結論が出そうである。一目ぼれ、全然効果ないじゃん。

 

あらかじめ別件で言葉を交わしておく

 ここらで一休みしようとビルの店内図で喫茶店を探したところ、これが実にややこしい。思わず隣に立つ女性に尋ねた。
「ここってA館、B館どっちですか?」
「えっと、A館ですね」
 ふと見れば、ずいぶんカワイイではないか。休憩は後回しにして、実験継続だ。
「ちょっと待って。あの、いま俺、一目ぼれしたみたい」
「はい?」
「君を見て、一目ぼれしちゃった」
「はぁ、ありがとうございます」
 そう返す表情には笑みが。これこれ、この反応がほしかったのよ。
「もし時間あれば、一緒にお茶でもどうかな」
「いえ、時間ないんで…」
「じゃあアドレスだけでも」
「えっ、じゃあ」
 アドレスゲットのみにとどまったが、この出来事には大いなるヒントが隠されていた。
 歩いているところにいきなり声をかけると、一目ぼれであれ何であれ、ナンパと同じ扱いを受けてしまう。
しかし、あらかじめ別件で言葉を交わしておけば、不自然さは消えるのではないか。
 新方針が決まった。
 まずは道を尋ねる。その後ですかさず追いかけ、「さっき一目ぼれしてしまった」と告る。流れとしてこれはアリだろう。

 

「トリビア見たんでしょ」3人に見破られる

「すみません、新宿御苑はどちらですか」
「あっちだと思いますけど」
「どうも、ありがとう」
 新作戦の1人目、親切に教えてくれたのはOL風の女性だ。後姿をしばらく見送った後、ダッシュで追う。
「すみませ〜ん。さっきはありがとう」
「はい」
「あの、それで、えっと、さっき道聞いたときに一目ぼれしたもんだから、つい追いかけてしまって」
 純情そうな演技を交えたところ、彼女は番組で見た女性たちと同じような、照れくさそうな表情をする。
「えっ?」
「一目ぼれしたんですよ」
「はぁ」
「いわゆる一目ぼれ。ビビっと来たってやつです」
「何ですか、それぇ」
 口元が緩んでいるではないか。ふふ、やっぱり悪い気分はしないんですな。
 どうもありがとうございますと去られてはしまったが、方向性は正しいはず。なにより、ちゃんと立ち止まって耳を傾け笑顔を見せてくれるなんて、格段の進歩だ。何人かトライすれば、そのうちうまくいくだろう。
   


 結果を報告しよう。
 新作戦を試した約20人のうち、メアドを教えてくれたのは5人。内、喫茶店でお茶できたのが1人で、後日デートしたのが1人(セックス不可)だった。
 この数字では何とも言いがたいが、やってみて損はないのでは。
もし女性と少しでも接する機会があれば、必ずすぐに追いかけて一目ぼれを告げるべきだろう。
 ちなみに「トリビア見たんでしょ」と作戦を見破ったコが3人いたことも付け加えておく。

 

 

※本稿は月刊誌『裏モノJAPAN2008年2月号』に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

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裏モノJAPAN200802

 

 

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