テクニック
釣り銭を渡し忘れたフリをして1人住まいのアホ短大生をいただく
2015.10.16

女子大生っぽい

 コンビニでケータイ料金を支払う人は多い。オレがバイトしている店にも、毎日のように近隣の短大生がやってきては、2〜3万の電話代を置いていく。そんな彼女らを見てオレは思った。

 

 支払い伝票には携帯番号が記されている。そこにかけまくったら誰か1人くらい引っかかるんじゃなかろうか。幸いこの辺りの短大生は一人暮らしが多い。支払い期限を平気で過ぎるようなギャルであれば、アッサリ成功してもおかしくない。

 

 実際、何度か受話器を持った。

 

 が、どうしても祷踏してしまう。だってそうだろう。いきなり電話をかけても怪しまれるのがオチ。何かわかりやすい口実はないものか。

 

 そんなある日、常連ギャルのチアキ(名前は以前の伝票で確認済み)が店にやってきた。茶髪に巨乳、頭の弱い話し方は典型的なパープー短大生。買い物の途中、レディコミを平気で立ち読みするような女である。

「いらっしゃいませ」
【ピッピッピッ】

ドコモQ請求書と、雑誌のpOpteen、閉茶にバーコードを通す。しめて2万3627円ナリ。

「はい3まんえ〜ん」

「ありがとうござます」

 と6373円の釣りを渡すと、チアキは無造作に財布の中へ放り込んだ。その瞬間、オレは閃いた。お釣りの100円を渡し忘れたと電一誼をかけたらどうだろう。もちろん、釣りはキッチリ返してある。が、人間の記憶なんて暖味なもの。すんなり感謝してくれるかもしれない。

「もしもし、恩田チアキ様ですか?」

「えっ、だれ〜?」

「さきほどコンビニで電話料金を頂戴したものですが」

「あ〜、あのオニーさんか。で、なんすか〜?」

「さっきお釣りを100円渡しそびれちゃいまして…」

「えっ、マジ?」

 100円なんかどうでもいいと言われる不安もあったが、この反応は明らかに違う。

「ご近所までお持ちいたしますので、どこが指定していただければ」

「う〜ん、家じゃダメ?寒くてチヨ-かったるいの」

「家ですか?」

「ダメ〜?」

「いえ、そうしますと住所は○×町の△番地でよろしいですか」

「きゃ、なんでわかったの」

「伝票に記されておりましたので」

「あ、そっか〜。じゃあ待ってるよ〜」
 

 予想外の展開に戸惑いながら30分後、100円とともにショートケーキを持参した。あわよくば室内にあがってしまおうという寸法だ。

「さっきはスイマセン」

「あ、チョーありがと。で、悪いんだけど、ゴミ捨て手伝ってくんない?」

「へつ?。」

 

 何を言ってんだ、コイツは。身元不明の男を部屋に上げ、さらにゴミ捨てを手伝わせるとは非常識にもほどがある。が、逆にいや、これほど絶好のチャンスもない。

 

 計7コの燃えないゴミを運んだオレは、そのまま彼女とケーキを食べ、ベッドに雪崩れ込んだ。乳はタプンタプンだったが、予想どおりの尻軽淫乱女。今はセックスフレンドとして時折遊んでいる。

 

 ただ、こんな劇的な展開に恵まれたのは後にも先にもこの一回。かれこれ1千円ほど損をしている。

 

 

※本稿は裏モノJAPAN2002年3月号に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。この頃はまだ個人情報の取り扱いが緩かったんすね……。まぁ、それでも尻軽お姉ちゃんなら今でもイケるかもしれんですが。

なお、裏モノの記事は漫画化されてコミック版Kindleも発売されておりますので、よろしければご覧ください。

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