「バファリン」は、1963年に発売されるや頭痛薬のスタンダードとなったヒット商品だ。通常の痛み止めは、胃に大きなダメージを与えるが、有効成分のまわりを保護剤で包み込むことで、その問題を解決している。
長い歴史を持つ、頭痛薬の定番ブランドは、はたして本当に買ってもお得なのか?
A.いまとなっては古いタイプの頭痛薬です
バファリンA」の有効成分は、昔から鎮痛剤として有名なアスピリンである。ここに、胃の負担をやわらげる成分と、眠くならないようにカフェインを配合したのが「バファリンA」だ。その意味では、もちろん「バファリンA」には、ちゃんと痛みを止める効果がある。
しかし、最近はアスピリンよりも体に優しい痛み止めが多数開発されている。その代表例がCMでもおなじみの「エテンザミド」という成分で、アスピリン以上の効果を持ちながら、胃の負担も少ないため、15歳以下の子どもでも安心して飲める。
エテンザミドが配合された頭痛薬は、「ノーシン」や「ハッキリエース」など。薬局で「ACE処方の頭痛薬をください」と言えば手に入る。もはやアスピリンを選ぶ理由は何もないのだ。
ただし、近ごろ発売された「バファリンプレミアム」には、ちゃんと「イブプロフェン」や「アセトアミノフェン」という最新の成分が使われており、こちらは十分に効果が高い。
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