アンダーグラウンド
「点数、お願いしますね!」SOD覆面調査員のフリをして デリヘル嬢と何度も本番する男
2015.10.14

覆面男

 デリヘルを呼ぼうとネット検索をするとき、『SOD覆面調査団』なるサイトに、女の子の良し悪しなどの詳しいリポートが載っていて重宝している。面接をして選ばれたフーゾク好き人間が覆面調査員となり、実際に店でサービスを受けて、女の子のサービスや対応を採点し、レポートとして掲載するシステムだ。ミシュランガイドみたいな感じで。

 

 調査時のプレイ代やホテル代はSOD(ソフトオンデマンド)持ちらしく、月に1度の給料日に安デリヘルを呼ぶだけの俺としては羨ましい限りだ。以前、そこのとあるレポートに妙な記述が載っていた。(単調なプレイの後、なあなあでフィニッシュしました)ん? なあなあ?調べてみれば、「あれよあれよとフィニッシュ」「大満足のフィニッシュ」など、他のレポートにもときどき曖昧な表現が見受けられる。そのどれもが軒並み点数が高いことから推測するに、おそらく本番できたことを意味する隠語であろう。

 

 しかし、それらリポートのコメント欄(サイト閲覧者が書くところ)の多くには『こんなブスに90点っておかしくない?』などと書かれている。つまり全員に本番させてるわけじゃなさそうなのだ。これを見てピンときた。調査員のヤツら、覆面とか言ってるけどその立場を嬢に明かしてるんじゃなかろうか。

 

「点数高くつけるからサービスしてよ」とでも言えば本番させる子だっているだろう。なんせこのサイトの存在は有名だし、高得点のレポートが載ったら指名客も増えると期待できるわけで。なるほど。ってことは、何の関係もないオレでも調査員のフリをすれば、あわよくば本番できちゃうんじゃね?

 

 いざ決行といきたいところだが、覆面調査のフリってのはどうやればいいんだろう。覆面とある以上、普通は名乗らないはずだ。
だとしたら素直に女の子に告白するくらいしか方法はないか。ざっくりした作戦のまま、給料日にデリヘルを呼ぶことにした。狙うのは適当に選んだ店のランキング嬢だ。写真では目にボカシが入ってるけど、黒髪スレンダーで非常にそそる。

 

「あの、これから●●ちゃんお願いしたいんですけど」

 

「はい! 1時間後ならいけますよ!」

 

「あ、じゃあお願いします」「60分コースで2万1千円です!」

 

 …あ、そういえば覆面調査員は費用をSODに持ってもらってるんだっけ。ってことは、領収書をもらっておいたほうが、信憑性があるのかもしれない。

 

「じゃあそれで。領収書をお願いしたいんですけど」

 

「…かしこまりました! 女の子に持たせますね!」

 

 なんだか妙な間だ。ボーイさん、オレが調査員だと邪推してくれた?1時間後、ホテルに女の子がやってきた。写真で見るよりポッチャリしてるけどカワイイじゃん。費用を払い、約束の領収書をもらう。あらかじめラブホの領収書ももらっておいて無造作にテーブルに置いておいたんだけど、勘違いしてくれたかな?

 

「お仕事帰りですか?」

 

「まあ、うん。●●ちゃんはこの仕事長いの?」

 

「半年くらいですかね〜」

 

 どのタイミングで言いだせばいいんだろ。やっぱりプレイが始まってからだろうか。シャワーを浴び、ベッドに寝転がる。彼女がチンコに舌を這わせたところで、ドキドキしながら切り出した。

 

「実はさ、オレ覆面調査やってるんだよね。お店の人にはナイショだよ?」

 

 彼女は目を丸くして黙っている。

 

「覆面調査って知ってる?」

 

「えー、ホントにそうだったんだ〜。さっき運転手さんから、もしかしてそうかもって言われたんだよね!」

 

「…そうなんだ、アハハ」

 

「すごーい。ねえ、今日のことも書くんですか?」

 

「うん、まあね。だからサービスしてくれたら嬉しいなぁ」

 

「点数とかつけるんですよね? がんばります!」

 

 やけにノリノリの彼女、濃厚なフェラの後に当たり前のように騎乗位で腰を沈めてきた。おまけに最後はゴックンまで。

 

「じゃあ点数は期待しててよ」

 

「よろしくね!」

 

 部屋を出る前にハグまでしてくる始末だ。すげえ、覆面調査団すげえよ。いつもこんな歓待を受けてるってのか?見事な成功に気を良くしたオレは、翌月再び、別のデリヘルでチャレンジすることにした。同じように領収書を要求し、女の子を部屋で待つ。やってきた子に調査員よろしく性感帯や在籍年数などの質問をしていたところ(普通の調査員が聞くのかは知らないが)「もしかしてお兄さん、調査で来てる?」どうやらサイトで低い点数が付くと客がつかなくなり稼げないため、風俗嬢の間でも調査団のサイトはかなりチェックされているようだ。

 

 プレイがはじまって間もなく、彼女はチンコにゴムを被せ、またがりながらこう言った。

 

「点数、お願いしますね!」

     
 この方法で既に4回も本番できたが、オレが偽者とバレたことはない。

 

※当記事は裏モノJAPAN2014年10月号に掲載された記事をWeb版に再編集したものです。

 

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